Stainless Cup by Niigata Meisters - 新潟・燕市産ステンレスカップ

 クレジットカードのポイント交換賞品で、タイマーに続き、ステンレス製カップが目に留まった。「期間限定」と表示されていたことも手伝い、追い立てられるように注文することにした。2010年秋、横浜でAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が開催された際、菅総理から各国の要人に贈られた記念品が、チタン製真空二重構造のカップで、「日本の技術力を示す保温・保冷に優れた逸品」と紹介されていたことが印象に残っていたせいかもしれない。そのチタン製カップは1個1万円以上するようで、「へぇ~」と写真を眺めるに留まっていた。
 アウトドア製品の人気ブランドのステンレス二重構造のマグカップも持っているのだが、熱いコーヒーなどを入れると金属臭が気になった。真夏に冷たい麦茶を入れるのもいいのだが、表面にかなり水滴がつくので、テーブルの上がビショビショになってしまう。そんなわけで、そのステンレス製マグカップはたまに使う程度で、普段は食器棚の奥にしまったままになっている。中国でライセンス生産された手頃な価格の製品だから、こんなものだろう、という感じだ。
 今回、交換したステンレス製カップは、金属加工業が盛んな新潟・燕市の「燕市磨き屋一番館」の製品だ。高度な技術・技能を継承するために、「にいがた県央マイスター」という認定制度を設け、認定されたマイスターが後継者育成のために指導している場所が、この磨き屋一番館であるようだ。真空二重構造で、特に内側に抗菌作用のある24金のメッキが施され、金属臭が出ないようにしているところに惹かれた。220cc容量のカップが2個、桐の化粧箱に入っているペアカップの製品だが、個人的にはもう少し容量の大きいものが1個あればよく、桐の箱も不要なのだけれど、とも思うが、交換賞品には細かな選択の余地はない。
 待つこと4週間。ついに届いた。桐箱の中から取り出したカップの、なんともシンプルでつるんとした表面と、その軽さ、持ちやすさがまず気に入った。手触りとしても、金属とは思えないような温かみがある。カップの内側の豪華な黄金の輝きは、さすがに24金メッキだ。
 問題は、飲みものを入れた際の味、臭い、口当たりである。早速、ダージリンのファーストフラッシュを淹れてこのカップに入れてみた。熱い紅茶が入っているのに、手で持ってもカップの表面はほんのり温かい程度である。口に触れる部分は薄過ぎず、ぶ厚過ぎず、ほどよいカーブになっている。恐る恐る紅茶を飲んでみて、「おっ、金臭くない! 良かった!」とほっとした。
 唯一の欠点は、白磁のティーカップと違って、紅茶の水色を楽しめないこと。淡い水色のダージリンのファーストフラッシュは仕方ないが、セイロン茶のミルクティーを入れても、ミルクティーのクリームブラウンとカップの金色が溶け合ってしまう感じだ。
 次いで、少量の水を入れて冷凍庫へ。10分ほどして取り出してみると、カップの表面はうっすらと曇っていたが、中の水はかなり冷えていた。曇りを拭き取れば、カップの外側はそれほど冷たくなく、内側は冷えた状態を保っている。多分、ビールがおいしく飲めるのを実感するのは、そう遠い日ではないだろう。ちなみに、ワイン、特に赤ワインは、金属との相性はあまり良くないようだ。一方、日本酒と金は、伝統的な金箔入り日本酒やら、金杯といったものも昔からあるように、なかなか相性が良さそうだ。

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新潟・燕市磨き屋一番館製のステンレスカップをゲット! 

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カップの内側は24金メッキで仕上げられており、金属臭が出ないように工夫されている。

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ダージリンのファーストフラッシュを入れてみた。繊細な味わいが損なわれることはないが、淡い水色を楽しむのは難しい。

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セイロン茶のミルクティーを入れてみた。ミルクティーのクリームブラウンとカップの内側の金色が溶け合うような感じ。手に持つと、中の紅茶は熱々でも、カップの表面はほんのり温かい程度だ。

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