Sinha Tea in the New Place - 紅茶専門店「シンハ」の新天地

 横浜・関内の紅茶専門店「錫蘭紅茶本舗Sinha(シンハ)」が移転し、7月4日より、市営地下鉄みなとみらい線馬車道駅近くの2階建てビルで営業している。馬車道駅の6番出口から地上に出ると、すぐに目に入る古いコンクリートの建物で、「Sinha Ceylon Tea House」と書かれた看板と、象をモチーフにした小旗を掲げている。その独特の雰囲気は、「どんなお店だろう? 入ってみようかな」と思わせるに充分だ。セイロン紅茶を中心とするバラエティ豊かなお茶メニューと、カレー、ホットサンド、スイーツなどのオリジナルフードが楽しめるお店で、ふらりと立ち寄ったお客も1度でファンになってしまいそうだ。

 私自身、たまたま今夏は古民家を改装したそばうどん店を何店か取材していたせいか、古い建物の良さを生かしたお店づくりに関心が高まっていたところでもあり、不思議なつながりを覚えた。以前は中華料理店や弁当店が入っていたという築60年ほどの建物で、オールコンクリートという造りも、以前のテナントの建物の使い方もユニークだったそうだ。古民家というわけではないが、やはり歴代の店子の営業を見守ってきた建物には、現代的な新築ビルにはない趣きや温かさがある。

 店主の石井雅士さん、広美さん夫妻は、関内大通り沿いでシンハを7年間経営していたが、旧店舗の入っていた築60年ほどのビルの建替えが決まり、移転を余儀なくされた。転出期限までには2年ほどあったが、転居先が決まった住民やテナントが次々と出て行くと、ビル全体の活気も失われつつあった。石井さん夫妻も物件探しを始めたが、そんな折、通勤のために借りている駐車場に近いこの建物に、「テナント募集」という貼り紙が出ているのを見つけた。ここなら旧店舗の常連客も足を伸ばしてくれそうな距離であることから、移転することにした。

 内外装は旧店舗と同じデザイナーに依頼し、建物のもつ雰囲気や構造を生かしてデザインしてもらった。1階は厨房、お茶や焼き菓子などの物販コーナー、ギャラリー風のカウンター席などを配し、2階をメインの客席とした。お茶や料理を持って狭くて急な階段を上り下りする広美さんは、ちょっと大変かもしれない。

 以前のワンフロアの店舗では、客席との距離が近く、接客や商品説明などでお客との会話も多かったが、新店舗では、特に2階に上がってしまうとお客同士の会話が中心になるという面もある。しかし、土日ともなると1日に100人以上が来店しており、馬車道駅周辺の「路地裏のランドマーク(?)」的な存在になりつつある。

「何気なく来店されたお客さまも、ここで紅茶を飲んでみて、紅茶っておいしいんだなと思ってもらえたらうれしいです」と石井さんは語る。また、横浜にはそれぞれ紅茶にこだわりをもつお店が増えているそうで、横浜発の紅茶最新事情にも、今後ますます期待したい。

錫蘭紅茶本舗Sinha(シンハ)
横浜市中区北仲通り4-46
TEL 045-663-7625
www.sinhatea.com


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横浜市営地下鉄みなとみらい線馬車道駅6番出口を出てすぐの場所に移転。

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築約60年のコンクリート造り2階建ての建物をうまく利用。

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1階では紅茶、中国茶、茶器、手作りの焼き菓子などの販売も行なう。

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壁面をギャラリー風にしている1階は、カウンター席や小テーブルがあり、少人数向け。


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サモアールや象などのディスプレイの横に、2階に上がる階段がある。

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2階には広々とした客席がある。

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紅茶と生のショウガを使ったポットサービスのジンジャーティー650円。

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黒糖ときなこのあったかケーキ450円。秋は栗入りで、ほっとする味わい。

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