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zoom RSS Sri Lanka Business Forum - スリランカビジネスフォーラム

<<   作成日時 : 2013/03/26 22:35   >>

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 3月13〜16日、スリランカから来日したマヒンダ・ラジャパクサ大統領一行を交えた、日本-スリランカの友好および経済協力関係を深めようという催しが連日行なわれた。私が聞いたものだけで、13日にホテルニューオータニでのパーティ、以降は帝国ホテルにて、14日は昼食会、15日はビジネスフォーラム、16日は商談会が行なわれた。その中で、15日のビジネスフォーラムだけ参加してきた。

 ラジャパクサ大統領の訪日は、当初は2012年12月を予定していたが、日本で衆議院の解散・総選挙、政権交代があったため、延期されたのだそうだ。実は2012年が、日本-スリランカ国交樹立60周年に当たり、今回のビジネスフォーラムでも昨年作製された60周年記念ロゴがそのまま使われていた。

 個人的には、スリランカ紅茶局のジャナキ・クルプ局長のプレゼンテーションをメインに聞きに行ったのだが、この日の大半の参加者のお目当ては、ラジャパクサ大統領をナマで見られることだったらしい。大統領は、午前10時半過ぎに会場に到着され、伝統儀式であるオイルランプの点灯、ビジネスフォーラム開会のテープカットを行ない、30分ほどで退席された。終始笑顔を浮かべていらしたが、あいさつや演説はナシ。朝9時30分の開場から大統領退席までは、会場内にびっしり並べられた椅子席も足りず、かなりの数の立ち見の参加者が出るほどだったが、大統領が帰られたら、さっさと出て行く人たちが多く、午後の部になると当初の3分の1ほどに減ってしまった。

 クルプ局長のプレゼンテーションは午後だったので、ガラガラになった前のほうの席に移動して拝聴した。クルプ局長は、スリランカでの紅茶産業の位置づけ、紅茶生産の概要、輸出状況、日本市場の重要性などを、統計資料に基づいて解説された。

日本の紅茶輸入量のうち、実に6割を占めるのがスリランカ産の紅茶である。その一方で、スリランカからの紅茶輸出量全体の中で、日本向けはわずか3%台に過ぎない。また、日本が輸入しているスリランカ産の紅茶は、ディンブラ、ヌワラエリヤ、ウバといった高地産が中心だが、スリランカの紅茶生産量の中で高地産は2割強で、約6割が低地産である。そのため、日本国内で見るスリランカ産の紅茶と、スリランカの紅茶産業の全体像は、かなりズレがあるように思う。

 それでも、日本にとってはスリランカからの輸入品の第1位は紅茶であり、輸入金額の2割以上を占めている。逆に、日本からスリランカ向けの輸出品は、今のところ圧倒的に自動車(主に中古車)だが、これも韓国車、インド車などの増加傾向の中で、いつまでも安泰とはいえないだろう。

 加えて、スリランカに行けばどこでもおいしいセイロン茶が飲めるかといったら、答えは確実に「ノー」だ。スリランカでは高級品とされるティーバッグが今や全国的に普及し、高級ホテルでもティーバッグと温かい白湯(熱湯ではない)が置かれているケースが多い。「ここが紅茶の国?」と忸怩たる現状に直面するのが落ちといえよう。日本のマクドナルドが提供している紅茶と大差ないのが現実だ。

 それでも、スリランカの約2000万人の人口のうち、紅茶産業に直接および間接的に従事している人たちは約200万人に上る。その紅茶産業を支えるのは、世界100カ国以上の紅茶消費国である。日本はその中のトップ10に入る輸出先という点から、国家を挙げて日本での紅茶のピーアールに努めている。その熱意、したたかさには、敬意を表するしかないように思う。

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スリランカの紅茶産業の概略を紹介するスリランカ紅茶局のジャナキ・クルプ局長


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2012年の年間生産量は32万6300トンで、2010年の33万1400トン、2011年の32万7500トンと、2年連続で微減した。また、生産地の標高による分類だと、低地産が約6割を占めている。

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セイロン紅茶の輸出先として、日本はトップ10に入るが、輸出量に占める比率としては3%台に過ぎない。



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日本の紅茶輸入量の中で、セイロン紅茶は実に約6割を占める。



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「日本とスリランカの紅茶を通じた絆は、今後もより強くなっていくだろう。長年にわたり、セイロン紅茶を愛飲していただいていることに、深く感謝したい」と締めくくった。

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開会に当たり、オイルランプに点灯するマヒンダ・ラジャパクサ大統領。



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ビジネスフォーラムの会場となった、また、おそらく大統領ご一行様の宿泊先だった帝国ホテルの正面玄関には、スリランカの国旗と日の丸が並んで掲げられていた。

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