tea-blog

アクセスカウンタ

zoom RSS Sri Lanka Trip Vol.3 Tea Auction - Bティーオークション

<<   作成日時 : 2014/11/20 21:55   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 久々にコロンボティーオークションの見学に行った。会場は、シナモングランドホテルの裏手を出るとすぐのところにあるセイロン商工会議所(Ceylon Chamber of Commerce)。今回は、オークションブローカーであるジョン・キリス社の製茶コンサルタント、ヴィジさんに入館証を手配していただいた。申請書には、外国人の場合はパスポート番号や有効期限などを記載する欄もあり、なかなか仰々しい。「気にしないでいいから」とヴィジさんには言われたが、1人1回500ルピーと有料になったらしい。昔々は知人のバイヤーの名前を告げれば、「2階にいるよ」とスッと入らせてくれ、写真の撮影も大丈夫だった。今は事前に紅茶関係者に入館証を申請・取得してもらい、申請者といっしょに入館するのが原則と書かれている。ビデオ撮影は禁止、写真撮影は事前の許可が必要で、原則は禁止、ビジネスの場にふさわしい服装で入館すること、オークション中にバイヤーに話しかけてはならない、入館日の変更は不可など、いろいろな規制が設けられている。一時期、ある日本人が、当時は無料だったオークション見学を、ツアーの中に有料で盛り込み、ツアー参加者たちは会場内で盛大にストロボをたいて写真を撮りまくっていたらしく、「あれをどうにかしなければ」と、徐々に規制が厳しくなったという話をちらりと耳にしたことがある。

画像

画像

ティーオークションが行なわれるセイロン商工会議所。1839年創設の歴史ある組織だ。シナモングランドホテルの裏門を出てすぐの場所にある。

 オークション見学は、コロンボに到着した翌日に予定していた。空港からホテルに到着後、まずヴィジさんに電話し、オークションの入館証は無事に取得できたかどうかを確認した。すると、同日午後に「サムドラホテル」に届けておいてくれたという。そこでいったん電話を切ってフロントに確認に行くと、「今日の午後は自分がずっとフロントにいたけれど、誰も来なかった」という返事。再度ヴィジさんに電話をすると、「ちゃんとタージ・サムドラ・ホテルに届けたよ」という。「タージじゃなくて、研修用ホテルのサムドラホテルに泊まっているの」と答え、謎が解けた。まあタージまでそれほど遠くないから、明日の朝取りに行くことにした。ヴィジさんから「明日のオークションでは、ジョン・キリス社が最初に登場するから、8時までには会場においで。私も2階のオークションルームにいるから」と言われ、今日は早めに休んで明日は早起きしようと決めた。
 朝7時にホテルに朝食を頼んでいたので、タージにはその前に行って来ようと、翌朝6時にホテルを出た。早朝のゴールロードはさすがに車も少なく、広々と見える。タージまで歩いて10分弱。なるほど、門のところには「サムドラ・コロンボ」と表示してある。フロントに行ってパスポートを見せ、「私宛に書類が届いていると思うのですが」と聞くと、すぐに封筒を取り出して渡してくれた。こういうときに見せるのは、やはりパスポートだよな、という気がした。

 タージの向かい側には、コロンボ市民の憩いの場、海に面したゴールフェイスグリーンが広がっている。最近は海沿いに統一デザインのキオスクというか屋台というか、飲み物や軽食を売る売店が並ぶようになった。その先には、コロンボ港の拡張工事らしい風景が見えた。タージの隣の区画では、ツインタワーを含む大型複合施設の建築が進められていた。ホテル、ショッピングセンター、オフィス棟、住居棟などができるらしい。この辺りの風景も一気に変わりそうだ。タージの斜め向かいには、昭和天皇が宿泊されたことでも有名な伝統と格式を誇るゴールフェイスホテルがあるが、こちらも大規模な修復作業中だった。

画像

入館証が間違って届いていたタージ・サムドラ・ホテル(右)と、海沿いに広がるゴールフェイスグリーン。

画像

画像

コロンボ市民の憩いの場、ゴールフェイスグリーンに並ぶ売店。休憩中のお兄さんが飲んでいるのは、ティーバッグで抽出した紅茶だった。


画像

ゴールフェイスグリーン近くで大型複合商業施設の建築が着々と進んでいる。ツインタワーが出現するようで、このあたりの景観も一気に変わってしまうのだろう。


画像
画像

伝統を誇るゴールフェイスホテルも修復工事の真っ最中。あまりにもピカピカになってしまったら、ちょっと寂しい気がする。


 さて、早朝の散歩を楽しんでホテルに戻って朝食を取り、7時40分ごろにオークション会場へと出発。三輪タクシーなどを利用すると、どう迂回するのかわからないため、シナモングランドホテル突っ切りコースを敢行することにした。宿泊者のような顔をして堂々と正面玄関から入り、プールサイドに抜ける。裏門のゲートが開いていたので、スッと出れば、すぐ目の前がオークション会場である。ヴィジさんと一緒じゃなくて大丈夫かなと思いつつ、入口で入館証とパスポートを提示すると、入館バッジを渡された。しかも、「帰りにパスポートとバッジを交換するから」と、入口にパスポートを預けることになってしまった。「外観だけなら写真を撮ってもいいですか?」と聞くと、「外だけならいい。中はダメ」との返事。三々五々と集まってくるバイヤーの後ろ姿を兼ねて撮らせてもらい、入館する。ヴィジさんはもう来ているのかなと、2階に行って端から端まで見てみたが、いない。8時過ぎにジョン・キリス社の3人が正面に座ると、いきなりオークションが始まった。とても早口で、何を言っているのか、いくらで売れたのか、まったくわからない。呪文のような、お経のような競り人の声は一瞬たりとも止まらず、いつ息継ぎをしているのかさえわからない。たまに「リプトン」とか、「サンシャイン」といった、落札したバイヤーの社名が聞こえ、ハンマーがパンとたたかれると「売れたんだ」とわかる程度。2階の部屋で売買の様子を見ながら、1時間近く経過するとさすがに不安になり、1階や、他の部屋にも行ってみて、ヴィジさんを探すが、いない。「どうしよう、ヴィジさんに何かあったのかな?」と思いつつ1階の最後列、入口近くに座っていたとき、「ハーイ、ユミ!」と声をかけられた。現われたのはヴィジさん。あのね、もう9時なんだけど!?  ヴィジさんは悪びれることもなく、遅れた理由を説明するわけでもなく、「お茶を飲んで行きなよ」と、2階の給茶コーナーに連れて行ってくれた。スナックなどの売店があり、食べものは有料だが、その横に置かれた給茶タンクに入った紅茶はタダらしい。甘くておいしいミルクティー。さすがにティーオークション会場の紅茶はイケるじゃないの。とりあえずヴィジさんに会えてよかった。夕方、ヴィジさんをオフィスを訪ねるという約束をし、正味1時間半ほどでオークション会場を後にした。

画像

イギリス植民地時代には、イギリス人バイヤーたちが馬に乗ってオークション会場に集まってきたという。かつての“イギリス人の、イギリス人による、イギリス人のための紅茶産業”は、今後どのように変貌していくのだろうか?


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
Sri Lanka Trip Vol.3 Tea Auction - Bティーオークション tea-blog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる