tea-blog

アクセスカウンタ

zoom RSS Sri Lanka Trip Vol.4, Ebony Springs - エボニー・スプリングス

<<   作成日時 : 2014/11/26 16:43   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 今回の旅のメインは、スリランカ中央の山間部のギニガッテーナにある「エボニー・スプリングス」を訪ねることだった。スペシャルティ・ティーの生産と、ホームステイを兼ねた施設で、オーナーはホルシンガー夫妻。最低2泊はしたいと思ったが、結局3泊させてもらうことになった。

Ebony Springs
Agaraoya, Ambagamuwa, P.O.20678 Sri Lanka
Tel 0544 922884, 0777809862
E-mail b.holsinger4146@gmail.com
Website http://www.ebonysprings.com/
1人1泊3食付US$75〜


画像

エボニー・スプリングスのオーナー、バーナードさん、ポーリンさん夫妻。


画像

ナワラピティヤ駅から車で20分ほど、ギニガッテーナの街の近くにある。


画像

エボニー・スプリングスのマスコット、茶摘み婦人のレッチュミ像。数奇な運命をたどってきた胸像だが、ようやく素晴らしい居場所に落ち着いた。レッチュミとはタミル人女性に多い名前で、バーナードさんが命名。

 バーナードさん、ポーリンさん夫妻に会うのは、実に約20年ぶりと気づいて驚いた。バーナードさんは、ディンブラ地方の数々の有名茶園のマネージャーを務めてきたが、特にロイノーン茶園勤務中に、インド・ダージリン茶のような香りの高いOPタイプの紅茶を生産しており、その頃にロイノーンを訪ねた。ホルシンガー家は、もともとはドイツ系移民だそうで、2人ともバーガーと呼ばれる人種グループになる。マッチョな体型でほぼ坊主頭のバーナードさんは、いかにも敏腕マネージャーという風格がある。20年前よりお腹周りはさらにひと回り大きくなったように思う。ポーリンさんは料理上手で、ロイノーン訪問時に出して下さった手作りのイチゴジャムのおいしさが強く印象に残っている。バーナードさんも、私のことをよく覚えていてくれた。もう1人、日本人女性で、浜松市で喫茶店を経営していたルミさんのことも良く覚えていらした。ルミさんのお土産の銘菓「うなぎパイ」が大のお気に入りだったらしい。
 
 バーナードさんは1946年生まれで、2003年にプランテーション会社を引退すると、ブローカーのフォーブス&ウォーカー社のコンサルタントを務めたり、2007年〜2009年には、トルコ・リゼの新設の紅茶工場の指導者として現地に滞在したりした。エボニー・スプリングスの構想は、長い間温めてきた夢であり、少しずつ実現させて今日に至っている。
 
 古都キャンディから電車で1時間弱のナワラピティヤが最寄り駅で、車で20分ほどでエボニー・スプリングスに到着する。標高は2000フィートを若干越す程度で、紅茶産地としては西部中地産に分類される。バーナードさんは、たまたまここの5エーカーの土地が手頃な価格で売りに出ていることを知り、1999年に購入した。周辺は、以前はブラック・ウォーターという茶園だったが、1970年代にその一部を政府が買い取り、1960年代後半に策定された「マハヴェリ開発計画」(マハヴェリ河流域の水資源活用計画)で住む場所を失うことになった住民たちを移住させた。現在、ブラック・ウォーター茶園の残りの茶畑は、ケニルワース茶園の一区画となり、ブラック・ウォーター製茶工場は休眠状態になっている。エボニー・スプリングスという名前は、ブラック・ウォーターを基に表現を変えて名づけたのだそうだ。

 バーナードさんが購入した当時は、建物も何もない、雑草だらけの土地で、まずはブルドーサーを入れて整地することから始まった。夫妻が住むための小さな家を建て、5エーカーのうち3エーカーにお茶の木を植えた。うち2エーカーは、大きな芯芽をもち、紫がかった葉の色をした特殊な品種のTRI2043号で、残りが優良品種とされるノーウッド・クローン(NC)である。3エーカーの茶畑で取れる生葉を売るだけでは、余裕のある生活は難しいと考えたバーナードさんは、TRI2043号から摘んだ芯芽や葉で手づくりしたスペシャルティー・ティーの生産や、宿泊施設の経営など、複数の収益源を持つことにした。少しずつ増築した宿泊施設は、現在はダブルルーム2室、家族用の離れ1室の計3室で、最大8人を収容できる。

画像

画像

画像

今回、宿泊させてもらったダブルルーム。客人が安心して快適に滞在できるように、自家発電装置と温水が出るシャワーにはしっかり設備投資したという。Wi-Fiによるインターネット接続も可能。トイレもかわいい。


画像

画像

離れになっている家族用の宿泊棟。


画像

5エーカーの敷地のうち、3エーカーが茶畑となっている。


画像

画像

3エーカーの茶畑のうち、2エーカーにはTRI2043号を植えている。大きな芯芽と、紫がかった葉の色が特徴。

画像

敷地内の小さな製茶工場では、近くに住む女性たちによるスペシャルティ・ティーの製茶作業が連日行なわれている。


 躾の行き届いた5匹の愛犬、すぐ近くまでやってくる鳥たち、屋根を伝うリス、環境に敏感なカエルなど、エボニー・スプリングスは観光客のみならず、さまざまな生きものが集う場となっている。ポーリンさんの手による家庭料理も、バーナードさんが入手する新鮮で良質な茶葉を使ってきっちりと淹れた正統派ミルクティーも、まさにエボニー・スプリングスならではの味わいだ。

画像

画像

さまざまな野鳥もエボニー・スプリングスがお気に入り。


画像

ある日の朝食。よく熟したパパイヤ、ココナッツ・ロティ、ポル・サンボル、スクランブルエッグと、スリランカ風と西洋風の料理が違和感なく並ぶのがポーリンさん流。小麦全粒粉にすりおろしたココナッツの実を入れて焼いた平たいパンのココナッツ・ロティは、辛いポル・サンボルとも合うが、バターとジャムを塗ってもおいしい。

画像

バーナードさんが入手する新鮮で良質な紅茶を使ったティータイムもお楽しみ。バーナードさんは「ミルクが先」派。

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
Sri Lanka Trip Vol.4, Ebony Springs - エボニー・スプリングス tea-blog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる