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zoom RSS Symposium “World’s Tea and Cookery”- お茶料理研究会シンポジウム

<<   作成日時 : 2015/08/13 10:37   >>

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 お茶料理研究会主催の第24回シンポジウム「世界の茶と料理」が、2015年7月11日(土)、東京・千代田区の大妻女子大学千代田キャンパスで開催された。
http://homepage2.nifty.com/aon/index_o.html

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「花のように美しく、音楽のように楽しく、茶のある豊かで健康な社会をつくりましょう」という同会の理念に基づき、今回のプロローグでは、長元よしひろさんとトミーさんが歌とギター演奏を披露。
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本職は美容師の長元よしひろさん(左)。トミーさんとともに、「スタンド バイ ミー」「いちご白書をもう一度」「上を向いて歩こう」の3曲を、美しく活けられた生花を横に熱唱。

 開会のあいさつを述べるお茶料理研究会の西條了康(さいじょう りょうやす)会長。お茶の大消費地である東京で、継続的にシンポジウムを開催できないかという想いからこのシンポジウムがスタートし、これまで製茶技術、消費のトレンド、お茶の機能性・健康効果など、多様な話題を取り上げてきた。
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お茶料理研究会の西條了康会長。

大妻女子大学の荻上紘一(おぎうえ こういち)学長による来賓あいさつ。「大のお茶好き」という荻上学長だが、この日は国際交流関係のイベント2つと重なってしまったため、あいさつのみで退席された。
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「日本文化の中心であるお茶を広めて欲しい」と語る大妻女子大学の荻上紘一学長。

講演T「紅茶の国イギリスで、どんな時にどんなお茶を?」
スチュワード 麻子氏(日本紅茶協会シニアティーインストラクター)


 1997年よりイギリスで生活しているスチュワード麻子氏が、イギリスにおける紅茶の歴史、紅茶飲用の変遷、最近のロンドンでのアフタヌーンティー事情、現在の消費動向、最近増えてきている緑茶やハーブティーの傾向などについて解説した。
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スチュワード麻子氏。現在は自社ブランド「インフューズティー」と紅茶スクール「インフューズ」を設立し、ロンドンや東京で講演活動を行なっている。
http://ameblo.jp/asteward


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現在のロンドンでのアフタヌーンティーは、ほとんどが観光客向けで、1人前8000円前後とかなり高価。「プレタポルテ ティー」「シャンパン アフタヌーンティー」などテーマ性を持たせたり、季節行事に合わせたアヌタヌーンティーも登場している。

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イギリスでは1990年代には紅茶の消費量が減少傾向にあったが、英国紅茶協会が展開する“1日4杯の紅茶が健康につながる”とする「ティー 4 ヘルス」のキャンペーンが功を奏し、現在はまた増加に転じている。また、お茶の種類としてはほとんどが紅茶、形状としては圧倒的にティーバッグが主流だが、近年はアジア料理の普及に伴い、緑茶やハーブティーの飲用も見られるようになってきた。

講演U「西尾の抹茶を世界へ」
杉田芳男氏(鰍いや代表取締役)


 日本有数の抹茶の産地である愛知・西尾市で、抹茶を中心とするお茶類の製造・卸販売を行なう鰍いやの杉田芳男代表取締役が、抹茶の製造方法、世界市場への販売戦略などを説明した。
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あいや代表取締役の杉田芳男氏。東京農業大学卒業後、リプトン・ティー・ジャパンを経て、1971年にあいや入社、1989年に4代目代表取締役社長に就任した。同社は1888年からの歴史を誇り、当初はお茶と染料の藍の製造卸を行なっていた。

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日本有数の抹茶の産地である愛知・西尾市。抹茶製造用に、98%の太陽光を遮るように被覆された茶畑があちこちに見られる。日本の緑茶の年間生産量約8万トンのうち、抹茶は約2000トンを占める。

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抹茶の原料となる碾茶。碾茶を石臼で挽くと抹茶になる。碾茶は、そのまま食べてもなかなかおいしい。

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抹茶用の茶樹の栽培方法や、製造方法を解説。


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あいやでは他社に先駆けて、1960年代から食品加工原料としての抹茶の販売を開始。1978年には有機栽培茶園を開墾し、1991年には無菌抹茶製造ラインを完成させ、食品としての安全性を追求してきた。1983年から抹茶の北米輸出を開始したが、近年では食品としての安心・安全性を専門機関から認証してもらうことも重要で、認証なくしては世界市場で通用しなくなっている。

ティーブレイク

 ティーブレイク会場では、お茶料理コンテスト入賞作品の紹介と試食のほか、同会が催行してきたお茶生産国視察ツアーのポスターの掲示、出展企業の展示などが行なわれた。
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料理部門 優秀賞 「抹茶と海老の菖蒲蒸し」兵庫県 依藤亜弓さん
 抹茶を加えて作るショウマイの皮で、ムキエビ、ハンペン、豆腐、玉ネギなどの具を包み、蒸したもの。抹茶の緑色とほんのりした苦味、エビのプリッとした食感や甘味をうまく組み合わせている。

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菓子デザート部門 優秀賞 「りんごの紅茶満喫タルト」神奈川県 相模女子短期大学 齋藤優里奈(ゆりな)さん
 タルト生地とカスタードクリームには、フレーバーティーを粉末にして加えている。その上に、皮つきのままスライスし、紅茶で煮て甘く仕上げたリンゴをのせている。

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ヤング賞 「抹茶のあんこクリームシュー」福岡県 星琳高等学校 村田佳那さん
 抽出した緑茶と緑茶の粉末を入れて焼いたシュー生地に、生クリームにこしあんを加えたあんこクリーム、生クリームに抹茶を加えた抹茶クリーム、ローストした緑茶をふりかけたホワイトガナッシュを詰めている。シュー生地を少し残しておいてお茶の葉の形に絞り、焼いたものをトッピングする。

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 同会がこれまで主催してきた海外研修の様子を、1カ国ずつポスターにまとめて掲示。これまで中国、台湾、韓国、スリランカ、バングラデシュ、ケニア、トルコなど11カ国を訪ねてきたが、今年8月に予定していたネバール視察は、同国で4月に発生した大地震の影響を考慮し、やむなく中止された。

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あいやの展示による手回しの石臼で、参加者たちは抹茶の手挽きを体験。

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シャープの「ヘルシオ お茶プレッソ」の実演・試飲コーナー。
 
 
講演V「フランス料理と茶の湯、宇治茶を使った料理と飲み物」
春名範是(はるな のりゆき)氏 (兜沁園 京都本店事業本部 東京事業部長)


 急須でお茶を淹れて飲む消費者や、茶道人口も減少傾向にある中で、宇治茶のおいしさを発見して欲しいという願いから、京都の老舗である兜沁園が「ふれんち茶懐石 京都 福寿園茶寮」と謳うレストランを、東京駅八重洲口グランルーフ3階に、2013年9月20日にオープンした。
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東京駅グランルーフ内の「ふれんち茶懐石 京都 福寿園茶寮」を拠点に、福寿園の新たなグローバル展開に注力する春名範是東京事業部長。

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茶懐石のおもてなしの心と、世界に冠たる美食と称されるフランス料理を融合させた「ふれんち茶懐石」では、日本茶をふんだんに使った料理やドリンクを開発し、ストーリー性をもたせたコースで提供する。


講演W「ヘルシオお茶プレッソを用いたお茶料理の提案」
中島優子氏(シャープ梶@健康環境システム事業本部 調理システム事業部 商品企画部 商品企画副参事)


 茶葉を挽く、湯を沸かす、お茶を点てるという作業を1台でこなすシャープ製「ヘルシオ お茶プレッソ」の開発秘話、販売実績、購入者動向、北米で「Tea-Cere(ティー セレ)」の商品名で発売する経緯などを解説。
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第21回お茶料理コンテスト表彰式
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 今回表彰式に来場したのは、菓子デザート部門優秀賞受賞の齋藤優里奈さん(神奈川県)だけだったが、3人全員に賞状のほか、副賞として「ヘルシオ お茶プレッソ」が贈呈された。齋藤さんは「受賞作品を作る際、お茶を挽く作業が大変だったが、このマシンを使えば簡単にできそうで、とてもうれしい」と語った。

カテキン体操の紹介
 すっかりおなじみとなった(?)「カテキン体操」で、セミナー後の体と脳をリフレッシュ!
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次回のシンポジウムは、2016年7月9日(土)に「茶を醸す」というテーマで開催される。
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 茶葉を微生物によって発酵させる「後発酵茶」として、中国のプアール茶が挙げられるが、日本にも富山黒茶(富山),碁石茶(高知),石槌黒茶(愛媛),阿波番茶(徳島)などがある。しかし、生産者の減少、高齢化により、存続の危機にさらされているものもある。この後発酵茶を守ろうという取組みなどが紹介される予定である。


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