tea-blog

アクセスカウンタ

zoom RSS 《番外編》Mobile Phones in Sri Lanka - スリランカの携帯電話事情

<<   作成日時 : 2016/05/14 21:27   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

 スリランカでは、誰でもどこでも携帯電話をよく使う。日本で通話料やデータ通信料の使い過ぎが心配で、いつもビクビクしている私にとって、スリランカ人の老若男女が自由に気兼ねなく通話している姿はうらやましいほどだ。

画像

画像

スリランカでは露店でも気軽に携帯電話が売られている(コロンボ・ペターにて)。

 2015年9月に格安スマホに切り替え、富士通のSIMフリー機種を使うようになった私にとっては、2016年2月のスリランカ旅行の際、現地SIMが使えるかどうかを試すのも旅のひとつの課題だった。これまでは、海外に行く際は携帯電話の電源を切って自宅で留守番させ、携帯電話ナシの日々とするのを良しとしてきた。スッキリと諦める割り切りも必要だが、さすがに年々、どうも心許ない感じが強くなっていたこともあり、今回初めて日本のスマホをスリランカに出張させた。ただし、格安スマホのオペレーターに言わせると、「SIMフリーといっても、日本のメーカ―が日本国内での使用を前提に製造している機種ですから、海外の携帯会社のSIMを認識するかどうかの保証はできませんし、こちらで動作確認もしていません」とのことだった。

画像

電車の中でも携帯電話…。


画像

テイステイング中も携帯電話…。


画像

オフィスで仕事中も携帯電話…。


画像

ペラヘラ祭りを率いる僧侶もスマホ…。


画像

ペラヘラ祭りの像の写真を撮るにもスマホ…。


 コロンボ国際空港の到着ロビーには、携帯電話会社各社のブースが出ており、最大手のダイアログ社のブースに行って端末を見せてみた。裏蓋を開け、中に入っていたドコモのSIMカードを見たスタッフが、「この機種では当社のSIMは使えない」と言い放った。「何だ、だめか」といきなり落胆し、入れたばかりのスイッチを切った。翌日、ダイアログ社の顧客サポートの担当者に会うことになっていたので、そこでもう一度聞いてみることにした。

 翌日、コロンボ市内ゴールロード沿いのダイアログ社エクスペリメンタルセンターに行き、知人の知人である顧客サポートの方にお会いした。まず、「この日本製の機種でダイアログ社のSIMは使えますか? 空港ではダメと言われたのですけれど」と聞いてみた。すると、窓口にいた若い女性が呼ばれ、私のSIMを確認し、スマホを操るために生まれ持ったといった風情のしなやかな指先をスイスイと動かすと、「大丈夫だと思います」と言いながら自分の席に戻り、見事にセットしてきてくれた。身分証明書としてパスポートを出し、一般的な先払い型の通信契約の手続きをしてもらった。最初にいくらチャージするかを聞かれたので、「約10日間だから、1000ルピーくらい?」と聞いたところ、「500ルピーで充分でしょう」と言われ、500ルピーにすることにした。これは通話とSMSのみだったので、後日、別のダイアログのショップで21日間有効の600MBデータ通信用として99ルピーをチャージしてもらった。料金が不足しそうだったら、どこでも手軽に買えるリロードカードで再チャージすればいい。この前払い方式は、リロード、プリペイド、リチャージャプル、トップアップなどと呼ばれ、スリランカでは広く普及している。

画像

富士通初のSIMフリー機種、アローズM01と、この機種で使用することができたダイアログ社のSIMカード。

画像

次回、コロンボ国際空港に到着したときに、ダイアログ社のブースで「これと同じSIMカードを下さい」と見せるために、大切に保存している。

画像

通話やデータ通信用の料金を支払うと、いくらチャージされたのかというSMSが届く。

 スリランカの携帯電話会社は現在5社で、最大手のダイアログ社(Dialog)のほか、スリランカ・テレコム社グループのモビテル(Mobitel)、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ・テレコミュニケーションズ社のエティサラット(Etisalat)、インドのバーティ・エアテル社のエアテル(airtel)、香港系ハチソン・ワンポア社のハッチ(Hutch)がしのぎを削っている。まだナンバーポータビリティ制度は導入されておらず、携帯会社を変えると番号が変わる。携帯電話番号は10ケタで、最初の3〜4ケタは携帯会社に割り当てられている。0777、077、076がダイアログ、071がモビテル、0722がエティサラット、075がエアテルになる。

 ダイアログ社の顧客サービス担当者から、市内随一のビジネス街ユニオンプレイスにあるテクニカルサポートセンターの広報担当者を紹介され、急きょそちらに向かうことになった。そこでお会いしたダルシャンさんから、各社のおおよその契約台数を教えてもらった。ダイアログが1000万台、モビテルが450万台、エティサラットも450万台、エアテルが220万台、ハッチは60万台で、計2180万台となる。スリランカの人口は2067万人(2014年)で、携帯電話を正式に契約できるのは18歳以上となると、単純計算して携帯電話を複数台数持っている人が数百万人いることになる。
画像

ユニオンプレイスにあるダイアログ社のテクニカルサポートセンター。

画像

携帯電話の2台持ちも珍しくない。


 ダルシャンさんは、スリランカでの携帯電話市場について、以下のように語ってくれた。
「スリランカで1992年に携帯電話サービスが始まった当初は非常に高額で、エリート層向けの製品だった。ダイアログ社は1994年に携帯電話市場に参入し、1995年から商業的なサービスを開始した。ダイアログ社はスリランカ初のGSMオペレーターであり、携帯電話の大衆化に努めてきた。海外メーカー数社と提携して自社ブランドの端末を生産して端末価格を下げ、通話料を下げ、全国的なネットワークを構築し、すべてのスリランカ人が携帯電話を使えるようにしていった。中でも、1999年頃に採用したプリペイド方式の採用は画期的で、2000年に当社はマーケットリーダーになった。今ではプリペイド式のユーザーが80%を占めるまでになった。プリペイドカードは、当社のショップや携帯電話専門店だけではなく、全国津々浦々の雑貨店や日用品店などどこでも入手できる。残りの20%の後払い式のユーザーの場合も、銀行口座やクレジットカードでの振替だけではなく、スーパーマーケットチェーンと提携し、買い物のついでに支払いができるように便宜を図っている。当社では携帯電話のほか、固定電話や衛星テレビのサービスも提供している。固定電話ではランカベルに続きシェア2位で、衛星テレビのダイアログテレビジョンの契約数も伸びており、さらに伸びる余地がある。将来的には、デジタルコマースの展開、最近始めた携帯電話での健康管理サービスも有望と考えている。2016年に入ってから、子供向けのパッケージも始めた。端末は親が完全にコントロールし、子供がどこにいるかがわかり、親子間の連絡だけに使える。また、衛星テレビを利用して、教師がいない遠隔地への通信教育の提供も考えられる」
 なるほど、リーダー的存在の通信会社は、通信技術の進歩だけではなく、通信網を使って次に何ができるか、その広がりを常に念頭に置いているのだなと感心してしまった。
http://www.dialog.lk/

画像

コロンボ・フォート駅の近く、携帯電話ショップがズラリと並ぶ。

画像

携帯会社各社のリロードカードを販売する露店。南部の港町ゴールにて。

画像

画像

ダイアログの露店。


画像

こちらはエティサラット。


画像

こちらはハッチ。


画像

スリランカの村落部でも、ダイアログ社の衛星テレビを視聴している家が増えている。

画像

ブリペイド契約の場合、通話やSMSの送信後に残高がすぐに通知される。SMSは1通わずか25セント(約20銭)! 5通で1円、50通で10円となると、送っても送っても残高がなかなか減らない。結局10日間での通信料およびSMS送信料は200ルビー(約160円)弱だった。

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
《番外編》Mobile Phones in Sri Lanka - スリランカの携帯電話事情 tea-blog/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる